2008.3月から7月 いろいろ外構工事のつづき (東神崎S邸)

2008.2月着工前
実はもう20年以上前からSさんの念願だった自宅の庭に池を実現することに。
ちょうどこのあたりが池のなる予定。


2008.3月
はなれの基礎工事と一緒に荒堀りしたところ。

2008.3.31
で、はなれの建て前の時、レッカーで大きい岩とか石とかを設置して、おおまかな池の形ができました。
この後、新築工事が完了するまで当分このままにして、しっかり固まるのを待ちます。

2008.6月
いよいよ池工事が再開。浄化するための槽(浴槽を利用しました)と、排水管を設置。

2008.7月
浄化用の浴槽からきれいになった水が流れ落ちる経路をつくります。Sさんのイメージで、
小川のせせらぎ風に。両側に少し大きめの石を並べます。

みんなで庭の石をかき集めて配置していきます。もともと石が好きだったお父さんが集めていた石達が
ここで大活躍

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2008.6.9から6.17まで いろいろ外構計画編 (東神崎S邸)
昨日はあまりにも激しい
だったので、ブログくじけました…
気を取り直して、今日は以前完成までを載せた東神崎S邸のその後をご紹介します。

2008.6.9
まず、玄関ポーチのタイルを囲むように天然の石英岩でできた石材を張っていく計画。

の前に、レンガで小さい花壇
を造って…

2008.6.15
石張りと花壇がてきたところ。まだこれから目地を入れるみたい。
天然石らしいバラつきがあって、なかなかシブイ

2008.6.16
外構計画その2 次に庭の残りの広い部分に下地をしていきます。まず、全体をならして、ダスト(石と土の混ざったもの)を敷いて…

2008.6.17
で、その上にバサラ(砂とセメントを混ぜたもの)で平らに下地します。
さてさて、この次は ? 明日をお楽しみに…ウフッ

気を取り直して、今日は以前完成までを載せた東神崎S邸のその後をご紹介します。

2008.6.9
まず、玄関ポーチのタイルを囲むように天然の石英岩でできた石材を張っていく計画。

の前に、レンガで小さい花壇


2008.6.15
石張りと花壇がてきたところ。まだこれから目地を入れるみたい。
天然石らしいバラつきがあって、なかなかシブイ


2008.6.16
外構計画その2 次に庭の残りの広い部分に下地をしていきます。まず、全体をならして、ダスト(石と土の混ざったもの)を敷いて…

2008.6.17
で、その上にバサラ(砂とセメントを混ぜたもの)で平らに下地します。
さてさて、この次は ? 明日をお楽しみに…ウフッ
2008.7月 完成編 (小反田S邸)

2008.7月
そして、今日は完成のご紹介


部屋の中。大きな梁を見せて、ちょっと和風のクロスで仕上げました。

反対側から。正面の大きな引き戸はガラスを1枚そのままはめて、奥にも充分明かりが入るように。
持ちやすいよう取っ手も大きく。

トイレと洗面部分。特にトイレは広くとって、大と小を並べています。
スペースに余裕がある場合は、将来のために是非トイレは広くとっておきたい場所ですね。

今回改修した母屋と隣のはなれとの間は、こんな風に完成。
風の吹き抜ける砂利の通路の前と後にサッシを付けて、小さい玄関ホールみたいな板張りの
部屋になりました。夏はサッシを開けておくと風通しバツグン


通路の中。明るい部屋になってます。こここでお昼ねしたら気持ちよさそう…
2008.6.21から6.24まで いろいろ下地編 (小反田S邸)

2008.6.21
部屋へ直接出入りできるように、ハキダシがつきました。
ハキダシはスロープなどを後付けすれば、ここから車椅子でも外出できますね。

内部の壁下地。このあたりはトイレになる所。

ボード下地をして、クロスのパテ処理ができた頃。あ…天井はもう貼ってあるね。
壁下地は下の方に合板を張ってあります。将来、車椅子のフットレストが当たっても壁がへこまないし、手すりをつける時も下地を気にしないでどこでも付けられるし。

一方、ここは母屋とはなれとの間。このスペースを囲んで板の間にすることに。

通路部分を片付けて土間コンクリートを打ち、サッシが付く所に基礎をして、次に床張り。

2008.6.24
サッシ枠が付いて、部屋らしくなってきた? 外部のラス板下地も出来た頃。
2008.5.30から6.7まで 解体編 (小反田S邸)
この頃の暑さは凄すぎる… 昨日は午前中の2時間だけ屋根に上がって補修工事をしました。
暑さは覚悟してたのに、上からは
太陽の莫大なエネルギー、下からは焼けた瓦の熱でサンドイッチ状態。
瓦屋さんは靴を履いていても足の裏をヤケドするって聞いてたけど、本当ですね~。あと少しで熱中症になるところでした。影のない所で働いている皆さん、どうか身体に気をつけてください…
で、今日は昨日の解体の続きから。

2008.5.30
解体してみると、柱がかなり傷んでいました。特に浴室まわりは、ほとんどの現場でこのような柱を見かけます。水廻りはどうしても傷みやすい場所ですね。

手前の床を残してほとんど解体できた所。

天井も落としたので、屋根裏がよ~くみえる。
昔はみんな丸太をそのまま利用して構造材に使っています。大工さんの技術が高かったんですね。

大きな梁(はり)が出てきました。とても立派できれいな状態なので、梁を見せるように天井を造ること
にします。

2008.6.7
2本の梁のほこりを掃除して、少しだけ塗装しなおして、新しい天井下地をしているところ。
暑さは覚悟してたのに、上からは

瓦屋さんは靴を履いていても足の裏をヤケドするって聞いてたけど、本当ですね~。あと少しで熱中症になるところでした。影のない所で働いている皆さん、どうか身体に気をつけてください…
で、今日は昨日の解体の続きから。

2008.5.30
解体してみると、柱がかなり傷んでいました。特に浴室まわりは、ほとんどの現場でこのような柱を見かけます。水廻りはどうしても傷みやすい場所ですね。

手前の床を残してほとんど解体できた所。

天井も落としたので、屋根裏がよ~くみえる。
昔はみんな丸太をそのまま利用して構造材に使っています。大工さんの技術が高かったんですね。

大きな梁(はり)が出てきました。とても立派できれいな状態なので、梁を見せるように天井を造ること
にします。

2008.6.7
2本の梁のほこりを掃除して、少しだけ塗装しなおして、新しい天井下地をしているところ。
2008.4月 玄関ポーチ改修 (久井町T邸)

2008.5.26
平板の石張りがきれいにカットできたら、次は縁取りの少し厚みのある石を並べていきます。

モルタルを塗って、石を一つずつ並べているところ。

反対側から見たところ。あと少しだね。



お友達の石屋さんに、石造りのポストを設置してもらったそうです。色がお揃いでよく似合ってますね。

おばあちゃまに実際に歩いていただきました。押し車のタイヤがうまく転がるようになって、
『外出がほんとに楽になりました

車いすもそうですが、タイヤ類は少しの段差でもひっかかってとても危険なものです。
家の中、家の外と危険な場所をチェックしてみるのも大切なことですね。
2008.4月 玄関ポーチの改修 (久井町T邸)
今日から玄関ポーチの石張り工事をご紹介します!!

2008.4.8
今日は最初の打ち合わせ。
【押し車を使って外出する祖母のために、コンクリートのようなものに変えたい】
という依頼をいただいて、玄関前から道路までを改修することになりました。
小さい石(バラス)の上で押し車を押すのは、重たくて危なくていけなかったそうです。

でも、玄関前なので、何かコンクリよりもうちょっとかんじの良いものにしたいし…
ということで、玄関の風情をこわさないように、御影石を張ることになりました。

2008.4.24
準備を整えて左官さんが現場に入りました。
まず、どんなラインにするかおうちの方と打合せて、型枠をします。

続いて少しずつモルタル下地をして、300×600サイズ御影石を張っていきます。タイル張りの要領かな。

2008.4.25
一日おいて固まったところで、ラインに合わせて石をカットします。
明日は完成まで。

2008.4.8
今日は最初の打ち合わせ。
【押し車を使って外出する祖母のために、コンクリートのようなものに変えたい】
という依頼をいただいて、玄関前から道路までを改修することになりました。
小さい石(バラス)の上で押し車を押すのは、重たくて危なくていけなかったそうです。



ということで、玄関の風情をこわさないように、御影石を張ることになりました。

2008.4.24
準備を整えて左官さんが現場に入りました。
まず、どんなラインにするかおうちの方と打合せて、型枠をします。

続いて少しずつモルタル下地をして、300×600サイズ御影石を張っていきます。タイル張りの要領かな。

2008.4.25
一日おいて固まったところで、ラインに合わせて石をカットします。
明日は完成まで。
2008.5.7から5.14まで 瓦完成編 (小世良S邸)

2008.5.7
裏側で屋根じまいしている所は今回増築した部分です。(トイレと廊下になります)

壁ぎわののし瓦を葺いているところ。こういう所が肝心。

2008.5.12
長かった瓦工事もいよいよ仕上げ段階。大屋根の降り棟(くだりむね)を葺くところ。まず平瓦を葺いた
後、その上に乗せていくんですね。降り棟がつくと、やっぱ立派になるな~
瓦工事は小川瓦さんにお世話になりました。この現場写真は小川瓦さんのホームページにも載って
たと思います。

大屋根の両端にあるのは本鯱(ほんしゃち)。屋根に上がる前に記念撮影しました。目



久しぶりに土天(どてん)に上がってみました。こんなにたくさんの木材が瓦屋根を支えてます。

2008.5,14
新しくなった屋根裏に上棟式の時のと、反対側に昭和25年当時の棟札や扇子、御幣などを取り付け
ました。あ~ 完成も近い !!
2008.4.29から5.7まで シコロ屋根編 (小世良S邸)

2008.4.29
シコロの瓦を剥いでみると、化粧板や茅負(かやおい)などがかなり傷んでいて、急きょ張替えることに…

加工組は工場へ戻って茅負と裏甲(うらがわ)の支度。現場から1本持ち帰って元の形に合わせます。
(左から2本目)
化粧屋根にはこんな形のひわり材がいるんですね。

元の化粧板を全部剥いだところ。化粧タルキと横に渡っている細い小舞(こまい)はそのままにします。
さっきの茅負をタルキの先に取付け。

2008.4.30
新しい化粧板を打って(下から見ると焼き杉の化粧になってます)、最後に裏甲を取り付けたら終了。

2008.5.2
化粧下地の上に更に下地を打った後、シコロにも瓦を葺いてだいぶ形になってきました。
ここで現場もゴールデンウィークに突入


2008.5.7
あっという間にお休みも終わって、ここから左官さんの出番がきました。ラス板下地の上に防水用のフェルト、ラス網をホッチキスの針のようなものでとめていきます。パンパンパン…
2008.4.26から4.29まで 瓦工事が始まった編 (小世良S邸)

2008.4.26
いよいよ瓦工事が始まりました。防水のルーフィングの上に瓦をひっかけるための瓦桟(かわらざん)
を打って、瓦を並べていきます。一束(4枚)だけでも重たいんですよ。

全体に並んだところ。

2008.4.28
大屋根(2階の屋根)を葺いたら、次はシコロ屋根(1階の屋根)。かなり傷みが激しくて、雨漏り
していた様子でした。

瓦を剥いだら、謎の車両が登場


巨大な掃除機でした。これで剥いだあとのゴミをガンガン吸い取ってくれました。

2008.4.29
掃除してみると、建てた当時の瓦下地が出てきた。ひわだと言って、杉をうす~く削いだ板を重ねて
防水に使っていたんですね。小さな1枚ずつを釘と針金でとめてありました。 すごいな~

2008.4.23から4.26まで 屋根じまい編 (小世良S邸)

2008.4.23
上棟の翌日、さっそく屋根じまい。屋根板(これは杉材です)をタルキの上に張っていきます。

瓦屋さんと打ち合わせして屋根の長さを決めていきます。棟木、隅木、タルキを切って揃えているところ。

屋根じまい完了


すぐに瓦屋さんが防水役となるルーフィングを張りに来てくれました。これがすんごい重たい

はより強くなって、ゴム質系なんだって。これでもう雨が降っても大丈夫 !

2008.4.24
大工さんは屋根が終わって、これから壁下地を造ります。柱の間に間柱(まばしら)が入ったところ。

2008.4.26
壁と軒裏は左官さんの塗り壁になるので、下地のラス板を張ったところ。窓が三つ付くんだね。
この後は瓦工事が始まります。
2008.4.22 上棟式編 (小世良S邸)

2008.4.22
建て前の日も締めくくり。上棟式の準備をしているのは、この道60年を超えた大々ベテラン。

上棟セットも売っていますが、うちでは手づくり。まず尺竿(しゃくざお)を用意。日の丸のせんすの下に
サシガネと墨つぼ(寸法をとるのに大工さんが必ず使うもの)、上には長いカンナくずが風にたなびいて、
青い空に映えてますね。

これを屋根より高く取り付けます。

シートを屋根にかぶせます。しばらくは雨が降りませんように…


板で祭壇を作って、棟札と御幣(ごへい)、サカキ、お酒、塩、玄米、海の物(魚類などで干物もあり)と
山の物(野菜など)を供えて、これで準備OK

夕暮れの中、上棟式が行われました。神主さん役はうちの社長です

これで建て前の長い一日が終わりました。 いい天気でよかったなぁ…
2008.4.22 建前編 (小世良S邸)

2008.4.22
いろいろ準備して現場に到着したら、もう合掌(がっしょう)が全部上がってた~

撮りたかったなぁ… ちなみに6組の合掌の寸法は、陸梁(りくばり 横巾)が約7m、真束(しんづか 高さ)
約2mです。

さっきのが表側で、こちらが裏側です。この日は八重桜が満開でした


この写真で、新しい屋根の構造がよくわかりますね。下から言うと、元の桁の上に束…足揃え…柱…
桁と見えています。

合掌の上に母屋(もや)が両側に3列ずつ。一番上に棟木(むなぎ)がのります。

その棟木がスタンバイできました。7mと5mあります。
両側からタルキがくるので、棟木には必ずタルキ欠ぎがしてあります。

トラックの荷台で出番を待っているのは、上が隅木(すみぎ)と下が曲がりタルキです。ひわり屋根なので、
どちらも曲がった形。
2008.4.19から4.21まで 足ぞろえ編 (小世良S邸)

2008.4.19
きれいになったところで、次は糸を張って屋根の4辺の通りと高さをチェック。


土天は落とさないので、この上に新しい屋根の下地となる足揃え(あしぞろえ)を入れるために、元の桁
の高さを揃えていきます。

手作業で足が下りるところを揃えます。

2008.4.21
土天の全体の様子がよくわかりますね。きれいに掃除して、ここまで進みました。
今日は下準備しておいたところへ足揃えを組立ます。ここで大工さん達の出番です。
5本立っているのは元の棟を支えていた束(つか)で、真ん中の木に棟札が取り付けてありました。

うまくはまってるかな ?

4方が決まると中にも何本か通して、これでガッチリ下地が出来た。今日の作業はここまで。次はいよいよ屋根を起こします。

2008.2月から4月まで 木材料の準備編 (小世良S邸)

2008.4.15
少しだけ構造材を残してブルーシートをかぶせたところ。お願いだから雨降らないでね


ちょっと時間をさかのぼって2008.2月頃
屋根替えが決まってからさっそく構造材などの支度に入りました。これは地松の丸太で隅木(屋根の四隅を支える材)や屋根タルキを取るための挽木を挽いているところ。

これは屋根の下側を支える構造材。8mの丸太を使いました。全部地松です

2008.3月頃
今回は大工さんが手できざんで支度をしてくれました。きざんだ材を組んで、合掌(がっしょう)等がスタンバイ OK


2月に挽いておいた挽木。屋根を少し反らすため、屋根タルキも反った(まがった)形に挽きます。
挽木も曲がった板になってるのがわかります?

曲がった板から1本ずつ回し挽き(まわしびき)してとった曲がりタルキ。
よ~し、これで準備できました

2008.4.11から4.12まで わらと大格闘編 (小世良S邸)

2008.4.11
ついにわら取り作業の開始



総勢6名でひたすらわらを剥いで、腰にくくった荒縄で束にして、足場の上に転がす。それを運び係りがかついで、1ヶ所から下へ投げ落とす。もう何も考えず、ただただひたすらに… しかも今日は暑いし !!

前の方がだいぶ無くなって、下地の様子がよく見えてます

現在はこのわら葺き屋根をする職人さんもほとんどいないそうです…

剥いだわらとかやは、4トンダンプにぎゅうぎゅうにつめて、3車分くらいありました。

2008.4.12
格闘も2日目。お昼頃までにわらが無くなって屋根の骨組みだけになったところ。はぁ~
次はこの丸太の骨組を撤去します。レッカーさんに吊ってもらって少しずつ降ろします。

土天の真ん中に5本の芯木がまっすぐに並んでいて、4方から斜めに丸太が掛けてありました。これが屋根の基になってるんだ。丸太と丸太は釘と縄で留めてありました。 芯木の真ん中の木には、昭和25年に棟上した時の棟札(むなふだ)や扇子がありましたよ。
2008.4月着工 わら屋根の改修工事 (小世良S邸)
今日から、わら屋根を瓦屋根に変える工事をこ紹介します
2008.2月頃
昭和25年に建てられた母屋のわら屋根が傷んで、雨漏りが…
風情があって残したい気持ちも湧いてしまいますが、思い切って瓦屋根に改修することに。

わら屋根の内部。骨組の丸太に竹を荒縄でくくりながら横に渡して、その上に軟らかいわら、その上に硬くて丈夫なかやが荒縄でとめてあります。下は土天(どてん)といって壁土にわらを混ぜたものを厚く塗ってあります。これが断熱材となって屋根の熱を遮断するのでわら屋根の家は夏涼しいのです。昔の知恵ですよね~

下からアップで撮ってみました。勾配が急ですね。屋根の一番上の棟の部分には箱棟(はこむね)が
あって、瓦が葺いてあります。まずはここから解体を始めます。

2008.4.11
箱棟の瓦を剥いでいるところ。この瓦だけでも2トンダンプに半分くらいの量でした。

瓦を取ったら、棟の構造部分を解体。下から見ると小さかったけど、少しずつ切断して吊ってもこんな
に大きい !! 棟の両側には細かい細工がしてあって、約60年前に棟梁が彫った姿が偲ばれます…

箱棟が取れたところ。
これから大量のわらとの
格闘
が始まります

2008.2月頃
昭和25年に建てられた母屋のわら屋根が傷んで、雨漏りが…

風情があって残したい気持ちも湧いてしまいますが、思い切って瓦屋根に改修することに。

わら屋根の内部。骨組の丸太に竹を荒縄でくくりながら横に渡して、その上に軟らかいわら、その上に硬くて丈夫なかやが荒縄でとめてあります。下は土天(どてん)といって壁土にわらを混ぜたものを厚く塗ってあります。これが断熱材となって屋根の熱を遮断するのでわら屋根の家は夏涼しいのです。昔の知恵ですよね~

下からアップで撮ってみました。勾配が急ですね。屋根の一番上の棟の部分には箱棟(はこむね)が
あって、瓦が葺いてあります。まずはここから解体を始めます。

2008.4.11
箱棟の瓦を剥いでいるところ。この瓦だけでも2トンダンプに半分くらいの量でした。

瓦を取ったら、棟の構造部分を解体。下から見ると小さかったけど、少しずつ切断して吊ってもこんな
に大きい !! 棟の両側には細かい細工がしてあって、約60年前に棟梁が彫った姿が偲ばれます…

箱棟が取れたところ。
これから大量のわらとの


2008.5.21から6.7まで キッチン増築の完成編 (東紙崎S邸)

2008.5.19
写真のグレーっぽい壁の部分が増築したところ。

2008.5.21
今日はいよいよシステムキッチンの登場


キッチンの廻りの壁にはキッチンパネル(継ぎ目がほとんど無いので、普段のお手入れは簡単です)を貼って、組立施工に入ります。部材がほんとに多くて、専門の業者さんでも丸一日かかる作業です。
ちなみにこれはクリナップのクリンレディというシリーズで、Ⅰ型(あいがた)と呼ばれる一列に並べるタイプ。最近のキッチンは収納に優れていて、古い型と比べると2倍近く収納できるんですって。

2008.5.22
翌日はクロス貼り。増築工事もあと少し。

2008.6.7
完成写真のご紹介です。 こちらがキッチン側。

で、こちらがカウンター側。棟梁が頑張って削ってた板ですね。 朝食なんかはこのカウンターでサッと食べれるし、ここから受け渡しもできて、グ~

この数日ずっと掲載してきた東紙崎S邸は、今日で一段落です。外部工事が完成してからまた追って紹介させていただきます

2008.5.14から6.4まで キッチン増築の続き編 (東神崎S邸)

2008.5.14
余談ですが、今日は七夕。

で、キッチンの続き。床と天井下地ができて、最後に壁にとりかかりました。外壁に面した壁はしつかり断熱。

2008.5.18
ほとんど大工工事が済んで、ここが対面式キッチンのカウンターが付くところ。
対面式キッチンは奥様が独り寂しく料理をするのではなく、カウンターの向こうにいる家族の様子をチラッと見ながら、いろいろ話しながら、時々テレビを見ながら…と楽しく料理や後片付けができるという点で人気があります。ただ、少しスペースに余裕が必要ですね。

そのカウンターを削って調整しているのが、今回の工事の大工棟梁(とうりょう)さんです。

2008.5.15
母屋の外壁は左官壁に吹付けなので、同じ仕様で仕上げます。
まず、フェルト(黒い防水紙)を張ってその上にラス網(金網みたいなもの)を張ります。この後、モルタルの荒塗り…仕上げ塗りと続いて下地が完成。

2008.5.17
外壁下地ができたので、今日は足場を解体しました。はぁ~、これでやっとスッキリしたぁ

2008.6.4
そして外部の仕上げの吹付け。 明日は内部の仕上げを紹介します

2008.3月から5.13 実は平行してキッチンを増築しました編(東神崎S邸)

2008.3月着工前
実は母屋では手狭だったキッチンを増築する計画も進んでいたのです。

2008.3.31
昨日までまとめて紹介していた離れの新築工事と平行して、基礎・建前と進みました。

2008.5.9
新築工事の大工工事が終了した後に、こちらも本格的に内部のリフォーム工事がスタート !!
まず、こちらが着工前のキッチンの様子。作業と収納スペースが狭くて大変だったとか…

さっそくキッチンの解体。
対面式は気に入っていたということで、新しいキッチンも対面式にします。

解体が終了したところ。
どうしても構造上残したい壁や柱部分はそのままにしています。写真奥が増築した部分ですね。

2008.5.10
既存部分と増築部分に新しいフロアーを張っていきます。それぞれの下地ができたところ。
2008.5.13から5.17まで いろいろ仕上げ編 (東神崎S邸)

2008.5.13
大工さんが卒業すると、今度は仕上げの職人さんたちが次々と登場。まずはクロス屋さんが下地のボードの継ぎ目や釘、ビスのあとを隠すため、パテを塗ってるところ。

一方、外部では玄関前(ポーチと呼びます)のスロープ下地をしています。この後コンクリートを打って下地完了。

2008.5.14
軒裏はモルタル塗り仕上げだったので、塗装屋さんがしっかり養生して塗装をしてくれます。

パテをよ~く擦って、なめらかな下地が出来ると、いよいよクロス貼り。ここまで来ると『あ~出来たな~』ってしみじみ実感


2008.5.17
玄関の内と外の下地が乾いたところで、タイルを張っていきます。玄関ドアを開けた時タイルの目地が揃うように、通してしるしの墨を打っていました。『さすがだね !!』って言ったら『当然じゃろ~』って言われました。

そして、次に木製建具が運ばれて来ました。既製品ではなく、建具屋さんが寸法を測り、合わせて作ってくれます。現場に持ち込んで最後に切りはめします。
2008.4.21から4.26まで 大工さんの造作工事編(東神崎S邸)

2008.4.21ここから家の中の床…天井…壁の順番に造作工事が始まります。
これはまず床の下地をしているところ。太い木が大根太、細い木が小根太です。これも防腐材でオレンジ色になってます。

2008.4.22
小根太の上に下地の合板を張って、更にその上に仕上げのフロアー板を張っているところ。

2008.4.23
床が出来たら次は天井。 写真は天井の下地板です。この頃には電気の配線も出来てます。

2008.4.24
天井を張ったら最後に壁。まず壁下地の前に断熱材を入れます。

次に壁の下地をしているところ。だんだん部屋の形が見えてきましたね。

2008.4.26
壁下地のボードと合板。この上にクロスを貼ったら出来上がりです。これで大工さん

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